◆隠れ日記: 「月姫」プレイ記◆

  • 2002.03.30 (Sat.)  [気高き我らが姫に魅せられて…]

    1. 論文執筆の合間の休憩時間@PM 11:00頃

    2. ふと、半年ほど前に入手したまま塩漬け状態になっていた、『月姫』 という
      ゲームに手を出してしまいました。


      このゲーム、同人サークル
      TYPE-MOONさん 作成の、
      18禁長編伝奇ビジュアルノベルです。
      (つまり、ぇちゲー)


      その筋の人なら知らない人はいないと言われる位の知名度を誇るゲームでして、

       ・ 同人サークルのゲームでありながら、ソフト会社のゲームのそれを上回る
        テキストのクオリティ。
        もう色々なところで大絶賛。
       
       ・ 質だけではなく、量も半端ではなく、シナリオ枚数はなんと 原稿用紙5,000枚分。
        標準的な単行本(240ページ)の文章量が 400字詰め原稿用紙で 350枚前後と
        言われていますから、単純換算でなんと単行本14〜15冊分のテキスト。

      …という、とてつもないゲームだったりします。


        ちなみに、なんでそんなゲームを塩漬けにしていたのかといいますと、
        忙しかったのと、ちょっと絵柄が好みに合わなかったためだったりします。
        まる。




    3. 何はともあれ、青空の下、緑の芝生の上で、春のうららかな風に吹かれ、
      時が止まったような時間を過ごしつつ、ゆっくりと読書するという光景が
      とてもよく似合う
      読書好きのいぐっちにとって、ノベルをゆっくり読むのは
      これ以上ないリラックス方法でして…


      「まぁ、一時間ぐらい読んでみるかぁ」

      と、軽い気持ちで 『月姫』 を読み始めました。









      …ふと気がつくと、AM5:00の罠



      というか、ちょっと読むはずが、何故に正ヒロイン・アルクェイド
      (Arkaid Brynsted) シナリオを読了してるよ?


      自分にぼーぜんじしつ。


      雀が鳴いてるよ、やほ〜い (呆)



    4. もう完全にシナリオに魅入られました。
      時が経つのを完全に失念するほどに。

      てか、そもそも サハロフの秋葉原レポート で有名なサハロフさん(佐藤純一さん) の
      月姫レビュー 事前に読んでたろーに > おれ

      サハロフさんんも、朝6時ぐらいまで没頭しるのを知った時点で、これは
      忙しいときに手を出してはいけないものだと分かりそうなもんだろ > おれ



    5. と、と、とりあえず論文書きあがるまで、封印しないと、これはマズいです。

      …で、でも、この時点でまだ全シナリオの1/5しか読んでいないんですよね?
      伏線色々張ってあったため、まだ全体の話が見えない状態なんですよ。
      果たして、論文書きあがるまで本当に封印できるのか、極めてびみょーかも。


      とりあえず、一番開けてはいけない時に、パンドラの箱を開けてしまったのかもしれません。



      本日の名言:
       
       ・ 「―――よかろう。おまえを、我が障害と認識する」
       ・ 「こんやはこんなにも つきが、きれい――――だ―――――」
       ・ 「―――教えてやる。これが、モノを殺すっていうことだ」

       ・ 「好きだから、吸わない」 ← この台詞で完全に堕ちました



  • 2002.03.31 (Sun.)  [黄色ナリ我ガ姫ノ月]

     
    1. とりあえず、なんとか 『月姫』 の封印には成功しています。はい。

    2. が、しかし、強烈なまでのシナリオが頭にこびりついているため、
      油断をすると、すぐに台詞を、そしてシーンを反芻している自分に
      気が付くという有様。


      やはり、このノベルの破壊力。噂に違わず、です。



    3. そして、ここにもうひとつ、破壊力満点のものが。


      同人音楽サークル
      Little Wing
      月姫イメージアルバム −7th moon−


    4. このアルバム、ずいぶん前に入手していて、かなりのお気に入り
      ではあったのですが、『月姫』 をプレイしてから改めて聞きなおすと、
      その破壊力は凶悪なまでに増幅され…




      ……


      ………



      ………… いかん、一瞬たましい抜けてた。



        ちなみに、いぐっちはこの Little Wingさんの音楽のファンでして、
        7th moon 以外にも、「CROSS」、「かののね」、「蒼天」、「遠い約束」
        などを所有していたりします。
        特に 「遠い約束」 は、ビッグコミックスピリットに連載していた
        『最終兵器、彼女』 をイメージして作成したイメージアルバムと
        いうことで、漫画とあわせて聞くと絶大は破壊力を発揮するそうです。
        
        …ごめんなさい、いぐっちは 『最終兵器、彼女』 ってまともに読んだ
        ことないので、よく分かりません。




    5. さて。

    6. アルバム 7th moon の中で、私が一番気に入っているのが、
      「金色ナリ我ガ姫ノ月」


      なんといったらいいんでしょう。

      曲自体の透明感にただただ圧倒されたというか…
      聞いていて、鳥肌が立つ音楽って、そうそう出会えないと
      思うのですが、この曲は、そんな数少ない音楽の1つだったりします。
      (ボーカルの 片霧烈火さん の声が、また個人的にツボ)


    7. しかも、『月姫』 をプレイしたあとだと、その歌詞の意味と
      ゲームシーンとの相乗効果に、ただただ悶絶するばかり…



      ――――――――――――――
      月姫イメージアルバム 【7th moon】 produced by Little Wing
      Track #8: 金色ナリ我ガ姫ノ月 -awnglier maguielaw elir-

       awgeis ewnglier maguirud uesta

       awgeis ewnglier maguirud uesta

       e nil twose au jesdor licue
        hurvud elir couite audew
         wenvair anowite uequrier ats
          mial ea noute kje hiead es

       ieluer, coult magui
        anue jesto cualade guelni adoweil
         anue jes liqer au gueini grenad ahme

       awgeis foel uesta, wemn pai yegua law
        ewnglier maguirud uesta

       awgeis foel uesta, wemn pai yegua law
        ewnglier maguirud uesta


      (訳)
       称えよ 崇めよ 我らが姫を

       艶やかな紅玉の輝きが
       神聖なる月光へと変化するとき
       その瞳に映る全ての存在が
       彼女の永遠の奴隷となる

       ああ、美しき姫よ
       その御手で彼の者を殺め
       その御言葉で彼の者を堕落させよ

       称えよ 我らが闇を 崇高なる血脈を

       崇めよ 我らが姫を

      lyrics/compose: 片霧烈火
      arrange: まにょっ
      ――――――――――――――



      深い、深海の底のように深い、山間の古城…
      そこに囚われていた一人の少女の姿…

      言葉も知らず、
      ただ白痴のように月だけを見上げていた女…

      …頭上には仰ぐほどの大きい黄金の月。



    8. あぁ、いかん。
      またトリップしてしまふ。

      そろそろ、現実世界 (論文執筆) に戻らねば (泣)