ねごとと、たわごとと、もうそうと
管理人: いぐっち (info@igucci.org)
(総合掲示板、徘徊記(旅行記)、めいどさんその1、めいどさんその2)
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新宿C級グルメマップ: 2008年版、2007年版、2005年版
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2010|12|
2008-05-29 Business Blog & SNS World 08: 2日目 [長年日記]
・ [まったり] Business Blog & SNS World 08: 社内SNS 「COA」
社内SNS「COA」
by コミュニケーション・プランニング
・ 手帳型なのに (・∀・)ニヤニヤ
・ PresidentCOA/ExecutireCOA/BasicCOA の3種類!
・ でも確かに会社の状況(ベンチャー立ち上げ期、成長期、安定期…)
により、SNSに求められる機能は違うはずなので、これはこれで合理的かも?
・ 特に PresidentCOA は、忙しい社長さんのために機能を厳選したとのこと
…手帳風味なのは、年配の方にも受け入れられやすいかも、と
思ってみたりして。
・ [まったり] Business Blog & SNS World 08: 社内SNS 大成功/大失敗する会社
社内SNSで、大成功する会社と
大失敗する会社
・ 結論: SNS導入の目的が明確な会社ほど成功しやすいよねー
・ 企業文化やリアルな人間関係が、そのままSNSの成功/失敗に反映するよねー
・ 退職したOB・OG専用SNSなんてのを運営している会社もあるらしい
(いつでも戻っておいで的な施策?)
・ 派遣会社などの場合、社内SNSが第2のオフィスのような感じになることも
(身は派遣先でも、心は第2のオフィスに出社、のような感じ)
・ 社員からのネガティブな情報が出てくるようになった。
が、社長としてはむしろウェルカム(笑)
・ 手嶋屋の社内SNSには「自炊部」やら「早起き同盟」コミュがあるらしい
・ んでもって、日記で遅刻連絡をする猛者が出てきたらしい
大成功/大失敗というのはさておき、色々面白い話が聞けたのがよかったっす。
・ [まったり] Business Blog & SNS World 08: 社内ブログ/SNSの失敗事例に学ぶ!
社内ブログ/SNSの失敗事例に学ぶ!
社内コミュニケーション活性化の鉄則
いつもチェックしている 近江商人JINBLOG の中の人
(上原仁さん)によるセッション。
しかし、「社内SNSの失敗」にフォーカスをしたセッションが多いなぅ。
社内SNSに関するノウハウが溜まってきたってことなんでしょうね。
・ 一般のSNSは使いたい人が参加。
企業SNSは半強制的に使っている人がたくさん
・ 4つの失敗理由:
1) アナウンスの不備
→ 運営チームや担当者が不明瞭だったり、topdown導入の
場合に起こりやすい
2) 情報洪水の発生
→ 社員が多い場合や、業務で利用する場合に多い
3) 社員の負荷がup
→ 管理意識が強い企業や、営業マンが多い企業に多い
4) 企業文化の壁
→ 歴史のある大企業や、ワンマン社長が引っ張る企業に多い
それぞれへの対応策については、当日のプレゼンで使用した資料が入手可能
とのことなので、ぜひご自分の目でチェックしてみてください。
あと、イントラnewsing、結構便利そうですね。
うちの会社が入れることはなさげなので、おいらは無料の newsing で
我慢します(泣)
newsing、何気に毎日、情報収集に愛用しております〜
・ [まったり] Business Blog & SNS World 08: イノベーションをもたらす組織の知識資産とソーシャル・ネットワーク
イノベーションをもたらす組織の知識資産と
ソーシャル・ネットワーク
これまたいつもチェックしている情報考学 Passion For The Future
の中の人こと、橋本大也さんによるセッション。
他のセッションとは微妙に毛色が異なり、ソーシャルネットワーク
分野の研究成果の紹介からスタートして、これらをどう企業経営に
活用できるのか、といったスタンスでご発表されていました。
個人的は、非常にwktkさせていただきました。
・ スモールワールドの理論
→ 「世の中って狭いよね〜」のアレ。
またの名を「六次の隔たり (six degree of separations)」
→ スケールフリーネットワークも、これに関係
→ NASAによる研究報告: 地域と職業のつながりは特別に強い意味をもつ
・ 弱い紐帯の理論
→ 社外や遠方で時々会うような弱い関係の人ほど、実は重要
→ でも、弱い紐帯の関係を維持するのには高いコストが…
(1年の間に、9割が消滅)
→ そこでIT技術ですよ、お兄さん(IMとかTwitterとか)
・ 構造的空隙の理論
→ 他人と重複することがないユニークな人間関係が重要
→ 早い話、コミュニティのブリッジになってる人は重要な役割だよね、って話
→ コネで著名な外部講師を呼ぶことができちゃうのも、これの実践例?
・ 信頼の解き放ちの理論
→ 赤の他人を信頼できる社会だと、離れたコミュニティにいる
もの同士が容易に情報交換できる
→ たとえば Yelp や Insider pages などの地域SNS型レビューサイト
(ご近所様ということで嘘がつきにくい → 信頼)
→ 信頼関係をベースに知識を蓄積すると吉?
→ 社内の知識ストリームの共有(ブログ、ブックマーク、チャット
検索ログ、日記をひとつのRSSに集約)
→ 新たなトレンドとして行動履歴型SNS
→ Mitter (動画視聴体験共有)
→ Wakoopa (アプリケーション利用履歴共有)
・ 適正規模150人説
→ サル学者による結論
→ 軍隊や宗教とかを見ると、やっぱり150人っぽいらしい
これが信頼関係を保てる限界?
・ BAモデルの理論
→ 新規参加者はすでにに知り合いの多い人を優先選択する
結果、少数のハブ型人間が、いっそう影響力を強める結果に
→ ということで早期にネットワークに加入した人が有利なり
→ むしろ自らコミュニティを作ってしまう、というのもアリか?
・ 見えざる大学の理論
→ 賢い科学者たちは、個人的かつインフォーマルな集いを持ち
そこで情報交換をしている
(自主勉強会、研究サークル、たばこ部屋、ゴルフ、異業種交流会…)
→ 「裏」感覚が重要?(トイレの壁新聞、たばこ部屋)
→ 学校裏サイトがよくも悪くも活発なのも、これが原因?
・ 日本家屋の仕切りの知
→ ふすま・のれん・しょうじの仕切りって風通しがいいよね
→ がちがちな内部統制は、あまりよろしくない
ある程度、ネットワーキング創意工夫を黙認することも重要?
(外部ASP利用、フリーソフトのインストール、掲示板/Wiki)
・ パーコレーションの理論
→ つながりの密度が一定の閾値を超えると、性質が一気に変わる
→ 箱にパチンコ玉とガラス玉をつめて通電する実験において
ガラス玉が多いうちは電気が通らないが、パチンコ玉がある
一定の割合(31%)を越えると、いきなり電流が流れ始める
というのが、わかりやすい例?
→ たとえば愛知県豊川信用金庫事件などが、この実例
一定の割合の人に伝わったデマは、爆発的に広まってしまう
→ 2ちゃんねるの湘南ゴミ拾いoffや、折り鶴offもこの事例?
・ 賢い集団の理論
→ 集合知の形成(文殊の知恵)
→ 集合知が形成される要件:
意見の多様性、独立性、分散性、集約性
…もうね、おなかいっぱいでございました。
(ものすごい興味深く、非常に勉強になりました)
プレゼン資料を下さいとお願いしたら、メールで発表資料を
送ってくださいました。橋本さん、いいひとだ〜
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